将来売りやすい家って？資産価値を意識した土地選びのコツ

ノウハウ 2025.05.25

#不動産 #売買 #購入

「今」だけでなく「将来」を見据えた土地選びを

マイホームを購入する時、多くの方が「今住みたい家」「今の暮らしやすさ」に重きを置きます。

もちろんそれは大切なポイントですが、長い人生の中では、転勤・転職・子どもの独立・親との同居など、生活スタイルが大きく変わることもあります。

そうした将来の可能性を考えたとき、「売りやすい」「貸しやすい」資産価値の高い家かどうかは、重要な判断材料となります。

今回は、不動産のプロが教える「将来売りやすい家」になる土地選びのコツをご紹介します。

資産価値を左右する土地の3大条件

資産性の高い不動産には、いくつかの共通点があります。
以下の3つは、不動産の売却時に特に重視されるポイントです。

① 駅徒歩圏内（できれば10分以内）
アクセスの良さは、将来的な売却に直結します。
例えば、近鉄南大阪線の「河内松原駅」や「高見ノ里駅」から徒歩10分圏内の土地であれば、通勤・通学に便利で、幅広い世代に人気があります。
徒歩15分以上かかる物件は、同条件でも売却時に価格交渉が入りやすい傾向にあるため、できる限り駅近を選ぶのが得策です。

② 生活インフラが充実しているエリア
スーパー・病院・ドラッグストア・学校・公園などが徒歩圏にあると、日々の暮らしの快適さが格段に上がります。
例えば「松原中央小学校」や「松原市民運動広場」周辺は、子育て世帯から高齢者世帯まで幅広い層に人気があり、売却時にも魅力的な要素となります。
周辺施設の充実度は、Googleマップでの確認や現地訪問での体感も大切です。

③ ハザードリスクの低い安全な土地
地震・水害・液状化などのリスクが低い土地は、資産としての評価が安定しています。
松原市では、大和川の近くなど一部エリアで洪水ハザードの警戒が必要な場合があります。
購入前に「松原市ハザードマップ」や「地盤調査資料」を確認し、安全性を確認することをおすすめします。

建物の「売りやすさ」も忘れずに

土地だけでなく、建物の設計も将来の売却に影響を与えます。
特に注意すべきポイントは以下の通りです。

・万人受けする間取り
3LDKや4LDKなど、一般的な間取りは需要が高く売却しやすいです。
極端なデザイン住宅や個性的な間取りは、好みが分かれるため注意が必要です。

・駐車スペースの確保
松原市のような郊外型住宅地では、1～2台分の駐車場があるだけで購入希望者の幅が広がります。
特に2台分確保できる敷地は、ファミリー層に好まれる傾向があります。

・築年数とメンテナンス履歴
建物の築年数だけでなく、定期的なメンテナンス履歴やリフォーム記録があると、安心材料となり売却しやすくなります。

実際の購入事例：売却を見据えた土地選び

40代ご夫婦が松原市で土地を探していた際、「老後は子どもと同居するかもしれない」「将来は売却や賃貸も視野に入れておきたい」とご相談いただきました。
当社では、駅徒歩9分・小学校まで徒歩6分・ハザードリスクの少ないエリアの物件をご紹介し、ご成約に至りました。
「将来手放す可能性も考えていたから、立地を重視して良かった」とのお声をいただいています。

このように、将来のことを少しでも考えておくと、後悔のない不動産選びにつながります。